及川 正範

Masanori Oikawa
特定研究員
専門:生命倫理学

これまで、人由来試料・情報を扱う医学研究の倫理について研究してきました。バイオバンクやデータベースに蓄積された試料・情報は研究に欠かせない貴重なリソースであるとともに、「究極の個人情報」とも呼ばれる遺伝子情報が含まれるため、倫理的な取り扱いが求められます。多様化する社会では、人々の考え方や関心もさまざまであるため、倫理的と非倫理的の線引きはときに容易ではないですが、研究活動を通じて社会を一歩でもよくするお手伝いができればと思っています。

略歴

2002年 同志社大学文学部卒業
2013年 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 専門職学位課程 修了
2015年 東京大学大学院医学系研究科 医療倫理学分野 特任研究員
2016年 慶應義塾大学SFC研究所 医療倫理・医療安全教育研究・ラボ 上席所員
2020年 東京大学大学院医学系研究科社会医学専攻 医学博士課程 単位取得退学
2020年 京都大学iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定研究員
2022年 京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点 特定研究員
     京都大学iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 受入研究員

主な研究成果

論文

  1. 及川正範, 中澤栄輔, 瀧本禎之, 赤林朗. バイオバンクと市民参加:医学研究における『参加』概念に関する文献調査. 生存科学. 2018; 28(2):137-151.

  2. Shoichi Maeda, Rika Kobayashi, Etsuko Kamishiraki, Masanori Oikawa, Eri Ishikawa. Handling complications caused by phlebotomy for blood sampling: results of a nationwide survey in Japan. Journal of Patient Safety & Conflict Management. 2018; 11:14-28.

  3. 及川正範, 石川英里, 前田正一. 臨床倫理コンサルテーション:米国生命倫理学会における認定制度へ向けた取り組み. 医療事故・紛争対応研究会誌. 2018; 11:29-36.

  4. 及川正範, 中澤栄輔, 瀧本禎之, 赤林朗. ダイナミック・コンセントの倫理的及び社会的課題. 医療事故・紛争対応研究会誌. 2016; 10:55-70.

  5. 及川正範, 藤田みさお, 赤林朗. 包括同意の諸要件とその倫理的背景:同意取得のあり方に関する一考察. 生命倫理. 2014; 24(1):235-243.

  6. 及川正範, 藤田みさお, 瀧本禎之, 赤林朗. バイオバンクの包括同意をめぐる国内外の現状と論点. 平成24年度脳神経倫理学の動向. 2013; 43-65.

書籍

  1. 前田正一、横野恵、及川正範、上白木悦子、井上悠輔、中澤栄輔、旗手俊彦(共訳). (ナンシー・バーリンガー, ブルース・ジェニングス, スーザン・M・ウルフ著) ヘイスティングス・センターガイドライン 生命維持治療と終末期ケアに関する方針決定. 金芳堂; 2016.