鈴木 美香

Mika Suzuki
特定研究員
専門:研究倫理学、生命倫理学

先端研究であればあるほど、外部からは詳細がわからなくなります。そこでは『研究者自身』の行動が問われることになり、研究者はどのような考えで、どう行動するのかを、社会に対して提示し、それを守って実験する必要があります。人を対象に研究するからには、それ相応の体制が必要です。体制をきちんと整えてこそ、社会との信頼が築けると考えます。これまでの経験と臨床研究専門職としての知識とスキルを生かし、研究者と協働し、研究の実施体制、支援体制づくりに貢献したいと思っています。

略歴

1998年 弘前大学理学部生物学科(分子生物学専攻) 卒業
1998年 理化学研究所入所
2008年 京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻(臨床研究コーディネータコース)
         専門職学位課程修了(社会健康医学修士、臨床研究専門職)
2013年 京都大学iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門 特定研究員

主な研究成果

論文

  1. Sato, K., Suzuki, M. Standards of conducts for biostatisticians and stem cell researchers: A call for self‑formulated aspirational ethics over built‑in prohibitive ethics. Science and Engineering Ethics. 2022; 28(2). DOI: 10.1007/s11948-022-00366-5.
  2. Yamanaka, M., Suzuki, M., Sato, K. Patient perspectives on research use of residual biospecimens and health information: On the necessity of obtaining societal consent by creating a governance structure based on value-sharing. Research Ethics. 2021; 17(1): 103-119. DOI: 10.1177/1747016120914331.
  3. 佐藤恵子,鈴木美香.医療の放射線関係者が会得すべき患者さんへの説明の技能.医療放射線防護.2018; 79: 5-15.
  4. Suzuki, M., Sato, K. Description and Evaluation of the Research Ethics Review Process in Japan: Proposed Measures for Improvement. Journal of Empirical Research on Human Research Ethics. 2016; 11(3): 256-266. DOI: 10.1177/15562646|6660644.
  5. 神里彩子, 岩江荘介, 飯島祥彦, 會澤久仁子, 鈴木美香, 武藤香織. 「研究倫理支援」に関する実態調査-現状把握と概念整理に向けて―. 生命倫理 2015; 25(1): 123-132.

  6. 佐藤恵子, 鈴木美香, 中辻憲夫, 末盛博文, 佐村美枝,日本再生医療学会生命倫理委員会. 再生医療人の行動基準. 再生医療 2014;13(2):188-192.

  7. Fujita, M., Yashiro, Y., Suzuki, M. Throwing the baby out with the bathwater: a critique of Sparrow’s inclusive definition of the term ‘in vitro eugenics.’ J Med Ethics. 2013 Aug 28.

  8. 鈴木美香, 佐藤恵子. 研究倫理審査員会の現状と改善策の提案-ある施設における臨床研究を対象とした平成18年度の審査過程の調査及び委員、申請者の意識調査より-. 臨床薬理 41(3): 113-124, 2010.

著書

  1. 鈴木美香.「再生医療」『バイオエシックス:その継承と発展』丸山マサ美編. 川嶋書店. pp 103-122, 2018.
  2. 佐藤恵子, 鈴木美香. 「小冊子『幹細胞研究ってなんだ』」第2版. 2016(2014年第1版発行)
  3. 鈴木美香. ゲノム医科学と社会. ゲノム医科学ネットワーク委員会・統合ゲノム社会との接点委員会編. クバプロ出版. 2006.