世界思想社PR誌『世界思想』に澤井助教の「ヒト脳オルガノイド研究の倫理」に関する論稿が掲載されました
世界思想社PR誌『世界思想』に澤井助教の論稿(「体内で作製される脳は意識を持つのか―ヒト脳オルガノイド研究の倫理」)が掲載されました。
本稿では、近年、急速に進展しているヒト脳オルガノイド*研究とそれに伴う倫理的課題を、特に意識の問題に注目して論じています。
同誌は、書店や大学生協にてご覧いただけます。
<書誌情報>
論文名:体内で作製される脳は意識を持つのか―ヒト脳オルガノイド研究の倫理
著 者:澤井 努
掲載誌:世界思想
出版日:2020年4月10日
*iPS細胞やES細胞など多能性幹細胞から分化誘導された三次元神経組織のこと。大脳をはじめ、中脳、視床下部、脳下垂体、海馬など脳を構成する様々な部位のヒト脳オルガノイドが作られている。こうしたヒト脳オルガノイドは神経発生を体外で再現できることから、神経発生過程を解明する基礎研究、神経関連疾患を対象とする応用研究、また創薬などの臨床応用への利用が期待されている。