倫理の窓からみたiPS細胞

CiRAが3ヶ月に1回発行しているニュースレターに、当部門の研究者が交代でコラムを掲載しています。多様なバックグラウンドを持つ研究者が、科学の分野や社会で取り上げられている最新のテーマを取り上げ、この分野になじみのない方にもiPS細胞に関わる倫理的課題を身近に感じていただけるよう、話題を提供しています。

CiRAニュースレターページはこちら

ヒト胚モデルの研究が問いかけるもの

CiRAニュースレターVol.54
2023年10月12日発行
赤塚 京子 研究員
近年、ヒトやヒト以外の動物のES細胞やiPS細胞から、受精卵(胚)を模倣したモデル(胚モデル)を体外で誘導する研究が進展しています。

データと倫理研究

CiRAニュースレターVol.53
2023年6月29日発行
及川 正範 研究員
昨年、岩波文庫からジョン・スノウ著『コレラの感染様式について』(山本太郎訳)が出版されました。

先端生命科学と社会との接点

CiRAニュースレターVol.52
2023年1月19日発行
三成 寿作 准教授
iPS細胞研究を筆頭に先端生命科学では、生命現象の解明やその医療への応用が進展しています。

胞衣(えな)納めと最先端の科学

CiRAニュースレターVol.51
2022年10月24日発行
藤田 みさお 教授
日本には古来より生まれた子供の分身、あるいは霊力を持つ存在として胞衣を大切に扱って埋める「胞衣納め」と呼ばれる慣習がありました。

死後数時間のからだをめぐる科学と倫理

CiRAニュースレターVol.50
2022年7月19日発行
奥井 剛 研究員
近年、遺伝子解析技術の発展などにより、生物学および医学研究における死後早期の組織サンプル(以下、早期死後組織)の重要性が高まっています。

未承認の治療法とどのように向き合うか

CiRAニュースレターVol.49
2022年4月21日発行
高嶋 佳代 研究員
新型コロナウイルス感染症の流行とともに、治療薬やワクチンに関する報道などで「未承認」という言葉を目にすることが増えたかもしれません。未承認であるとは具体的にどのよう な治療法を指すのでしょうか。

アンケート調査を通して科学と社会の対話を考える

CiRAニュースレターVol.48
2022年1月31日発行
赤塚 京子 研究員
科学と社会の対話の重要性が認識されるにつれ、研究者と一般の方が語り合う場が増えつつあります。

科学への信頼

CiRAニュースレターVol.47
2021年10月28日発行
及川 正範 研究員
最近実施されたあるグローバル調査では、新型コロナ感染症によるパンデミック前と比べて、人々の科学に対する信頼度が向上したという結果が示されました。

「14日ルール」緩和の論点と影響

CiRAニュースレターVol.46
2021年7月30日発行
澤井 努 助教
2021年5月末、幹細胞研究の学術団体として影響力のある国際幹細胞学会(以下、ISSCR)が5年ぶりにガイドラインを改訂しました。この改訂で、ヒト胚の受精後14日以降の体外培養(「14日ルール」)が禁止項目から除外されたことが議論を呼んでいます。

対話ができるということ

CiRAニュースレターVol.45
2021年5月10日発行
鈴木 美香 研究員
中学生向け出前授業と、小学生向けの「こどものための哲学」での経験から、安心して発言できる空間づくりの重要性にあらためて気がつきました。