倫理の窓から

CiRAが1年に3回発行しているニュースレターに、当部門の研究者が交代でコラムを掲載しています。多様なバックグラウンドを持つ研究者が、科学の分野や社会で取り上げられている最新のテーマを取り上げ、この分野になじみのない方にもiPS細胞に関わる倫理的課題を身近に感じていただけるよう、話題を提供しています。

CiRAニュースレターページはこちら

人間の生の始まりについて

CiRAニュースレターVol.57
2024年10月11日発行
奥井 剛 研究員
人間の生は、一体いつから始まるのだろうか。古代から続くこの問いをめぐる混乱は、中絶や胚研究の規制をめぐる論争へと形を変えて、現代に受け継がれている。

ヒーラ細胞が問いかけたこと

CiRAニュースレターVol.56
2024年6月21日発行
高嶋 佳代 研究員
ヒーラ(HeLa)細胞という名前を持つ細胞をご存知でしょうか。世界中の研究者に用いられ、様々な医学研究に寄与し続けてきた細胞です。

ヒト胚モデルの研究が問いかけるもの

CiRAニュースレターVol.54
2023年10月12日発行
赤塚 京子 研究員
近年、ヒトやヒト以外の動物のES細胞やiPS細胞から、受精卵(胚)を模倣したモデル(胚モデル)を体外で誘導する研究が進展しています。

データと倫理研究

CiRAニュースレターVol.53
2023年6月29日発行
及川 正範 研究員
昨年、岩波文庫からジョン・スノウ著『コレラの感染様式について』(山本太郎訳)が出版されました。

先端生命科学と社会との接点

CiRAニュースレターVol.52
2023年1月19日発行
三成 寿作 准教授
iPS細胞研究を筆頭に先端生命科学では、生命現象の解明やその医療への応用が進展しています。

胞衣(えな)納めと最先端の科学

CiRAニュースレターVol.51
2022年10月24日発行
藤田 みさお 教授
日本には古来より生まれた子供の分身、あるいは霊力を持つ存在として胞衣を大切に扱って埋める「胞衣納め」と呼ばれる慣習がありました。

死後数時間のからだをめぐる科学と倫理

CiRAニュースレターVol.50
2022年7月19日発行
奥井 剛 研究員
近年、遺伝子解析技術の発展などにより、生物学および医学研究における死後早期の組織サンプル(以下、早期死後組織)の重要性が高まっています。

未承認の治療法とどのように向き合うか

CiRAニュースレターVol.49
2022年4月21日発行
高嶋 佳代 研究員
新型コロナウイルス感染症の流行とともに、治療薬やワクチンに関する報道などで「未承認」という言葉を目にすることが増えたかもしれません。未承認であるとは具体的にどのよう な治療法を指すのでしょうか。

アンケート調査を通して科学と社会の対話を考える

CiRAニュースレターVol.48
2022年1月31日発行
赤塚 京子 研究員
科学と社会の対話の重要性が認識されるにつれ、研究者と一般の方が語り合う場が増えつつあります。

科学への信頼

CiRAニュースレターVol.47
2021年10月28日発行
及川 正範 研究員
最近実施されたあるグローバル調査では、新型コロナ感染症によるパンデミック前と比べて、人々の科学に対する信頼度が向上したという結果が示されました。