【開催報告】アーサー・カプラン教授講演会を開催しました
2018年12月14日(金)、アーサー・カプラン教授(ニューヨーク大学 ランゴーン医療センター医療倫理部門)をお迎えし、「The ethics of compassionate use and the ‘right’ to try unapproved drugs(コンパッショネート・ユースと試す‘権利’に関する倫理)」をテーマに講演会(主催:上廣倫理研究部門、後援:東京大学大学院 医学系研究科 医療倫理学分野)を開催しました。
講演会では、患者に治療薬を提供する際のコンパッショネート・ユース*の審査委員会について、具体的な判断基準や課題等も含めてご紹介いただきました。約30名の方にご参加いただき、 参加者からは「公平性の点にはまだ課題があると思うが、どう対応すべきだと思うか」や「将来的に委員会が複数できた場合、委員会間の質の担保をどうすべきか」といった実践面からの質問が多く寄せられ、現場の運営に携わってこられたカプラン先生ならではのご意見を伺える貴重な時間となりました。
また、講演会後の意見交換会では、最近のゲノム編集技術に関する話題など、多岐に渡るテーマについて意見交換ができ、参加者それぞれに大きな示唆をいただける時間となりました。
*コンパッショネート・ユース:他に治療法がない重度または末期患者に対し、未承認の治療薬を使用すること。
講演会の様子
意見交換会後の集合写真
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