久保田 唯史
私はこれまで、科学技術や市民の声が社会において有する正統性や責任などの概念に関する文化的差異に着目し、先端的な生命科学技術に関する社会的・倫理的諸課題に関する政策議論について研究を進めてきました。
生命科学の研究や中央官庁の政策立案に携わった経験も活かし、様々な視点から課題を検討しながら、iPS細胞研究をはじめとした最先端の生命科学技術と、私たちの社会との関係をより良いものにしていけるような貢献ができたらと考えています。
略歴
2010年 東京大学薬学部薬科学科 卒業
2012年 東京大学大学院薬学系研究科薬科学専攻 修士課程 終了
2012年 東京大学大学院薬学系研究科薬科学専攻 博士課程
日本学術振興会 特別研究員(DC1)
2013年 文部科学省(~2024)
2016年 経済産業省資源エネルギー庁 出向
2018年 英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)科学技術社会論学部 博士課程 (人事院長期在外研究員制度)
2023年 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
2024年 英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)科学技術社会論学部 博士課程 修了
2024年 京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門 特定研究員
主な研究成果
論文
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Kubota T, Arita M, Isobe Y, Iwamoto R, Goto T, Yoshida T, Urabe D, Inoue M, Arai H. Eicosapentaenoic acid is converted via ω-3 epoxygenation to the anti-inflammatory metabolite 12-hydroxy-17,18-epoxyeicosatetraenoic acid. FASEB journal. 2014 Feb; 28(2): 586-93. DOI: 10.1096/fj.13-236224.