井出助教の共同研究成果(アセトアミノフェンの処方動向および腎機能に及ぼす影響の評価)がInternational Urology and Nephrology誌に掲載されました

井出助教による論文が2020年8月12日、International Urology and Nephrologyに掲載されました。本稿では、2000万人規模のデータベース(RWDデータベース)を活用して解熱鎮痛薬として広く用いられているアセトアミノフェンの腎機能への影響を評価しました。本邦の65歳以上の方、24万人を対象に約2年間追跡しました。結果、1年のうち180日以上アセトアミノフェンが処方されている方々においても、実臨床における処方量においては腎機能への影響(血清クレアチニン値の逆数で評価)はそれほど大きくはないということを示唆しました。

論文は原論文情報に記載のURLより無料でご覧いただけます。

 

<原論文情報>
論文名:Influence of acetaminophen on renal function: A longitudinal descriptive study using a real-world database.
掲載誌:International Urology and Nephrology
著 者:Ide K, Fujiwara T, Shimada N, Tokumasu H.
DOI:https://rdcu.be/b6fuK