エクソソーム治療に関する規制整備の必要性を指摘した論文がCiRAのホームページに掲載されました

藤田みさお教授(CiRA上廣倫理研究部門、京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi))、八田太一講師(静岡社会健康医学大学院大学)、一家綱邦部長(国立がん研究センター生命倫理部)、大西達夫弁護士(MLIP経営法律事務所)は、新たに発表した論文において、エクソソームを用いた医療介入に関する規制を明確にする必要性を指摘しました。

日本では特に、未だ確立された科学的エビデンスがないにもかかわらず、エクソソーム等は治療として既に提供されており、有害事象が生じても、適切な追跡ができない状況にあります。この論文の発表により、エクソソームに対する規制を明確化する必要性が広く認識され、患者の安全を守り、研究開発を促進するための規制整備が進展することを期待します。

本研究成果は、2024年10月25日(日本時間)に国際学術誌『Stem Cell Reports』にオンライン公開されました。

 

詳しくは:CiRAホームページ